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■民主党 文部科学委員会 大山議員と面談
2010年11月25日



阿久津議員よりご紹介賜りまして、大山議員との面談の運びとなりました。

当会大澤代表から高木文科省大臣への直接、署名をお渡しする機会の実現に向けてと、現在のいじめの現状など、東京でいじめに苦しむ娘さんの親御さんを交えお話させて頂きました。


●高等学校の常勤・非常勤での教師や学習塾をなさったご経験のある大山議員は、

・一番はいじめ被害にあった人の事を考える。
・いじめる側の心理として、『悪気が無ければ良い』問いう事ではない。
・『問題に触れなければいい』の発想に問題がある。
・青少年問題としての方向。
・大変な数の生徒が教育の機会を奪われている現状は極めて深刻であるとの認識。
・想像の範囲を超えている学校側の態度。
・いじめを受けた本人の責任ではなく、環境によって、苦しい状況になること。

などのお話を頂きました。

●大澤代表は、
・学校教育法第11条と35条が無かったかのごとく、加害者を導く為に措置をせず放置されている事は、いじめる側にとっても最も深刻である。
・8〜10万人の加害者生徒が放置され、いじめをする側の生徒を真人間にする為の機会が与えられていない。

●大山議員より、
・文科省大臣への直接の陳情の為に、規定にのっとって事務手続きを行う。
とのご発言を頂きました。


●いじめで苦しむ小学生の娘さんの親御さんより、

・怒られてばっかり。悪い子だからと班長をおろされる。
・担任に廊下に出されるなどで、娘だけを疎外する。
・担任は自ら体罰や、手を振り払ったりなどを、この生徒に対してだけ見えない場所で行う。

などの行為を担任から繰り返し受けました。

親御さんが担任に尋ねたら、あろう事か『覚えてない。してない。』との返答。

親御さんは娘さんの事を他の親御さんに聞いて、事実である事が確認できたので、
担任へ『証言がある』と言うと、

担任:『人間ですからまちがいとかある。』や『話し合いができたらよかった。』と、ののらりくらりの返答が繰り返され、
結果娘さんは、『また私だけやられる』、『嘘つきの先生が居る』と苦しみ、ストレス障害と成ってしまい、
”友達とは遊びたい、学校に行きたい。”と言っているのですが、難しい状況となりました。
担任のありえない言動により無理もありません。

教育委員会にも訴えましたが、
『本人(担任教師)が認めてないから、どうしょもない』との返答。

親御さんは学校に通わせる為、いっしょに通学したそうです。
11月になってようやく『長時間たたせてごめんなさい』との謝罪がありました。
しかしお子さんは苦しい気持ちのままです。


●大山議員より、
(教育現場では)理不尽な事が凄く多い。しょっちゅう保健室に目を配った。よく話した。一時的につらい時期をのりこえ元気になる子も居る。
悪意の有無は別にして、”気を使う仲間がいるかどうか”が、が重要で、(そんな仲間が居ない場合)悪い方に行く。

・生徒に自殺まで考えさせる担任教師の現実。
・教師は自身の個人的ストレスで動いてはならない。
・道徳教育が薄れている。

●大澤代表より
・生徒は、45分の講演でも、『いじめはしてはならない事』と分かる。伝わる。
・しかし学校側は、いじめをいじめと依然捉えない現状。
・いじめの継続を断ち切らないから、自殺が起きる。
・超党派で取り組む方向へ。

そして、
『政治家の皆さんとのいじめ問題に取り組む会』を、この問題で最も多く生徒や保護者の皆さん、教育委員会等と対面してきた当会大澤代表を当事者の代表として加えて行うようお願い致しました。

今回も大山議員、秘書様に大変丁寧にお話をお聞き頂き、貴重なお話を頂きました。親身になってご対応頂き心より感謝申し上げます。

(大澤代表は、これから岩手へ行かれました。)


【場所】衆議院第一議員会館
【日時】2010年11月25日午後3時
【出席者】 
民主党 文部科学委員会 大山議員
全国いじめ被害者の会 大澤代表
東京のいじめで苦しむ娘さんの親御さん
同会理事 平岡、水町の計4名
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