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■内閣府大臣政務官 阿久津議員と大澤代表がいじめ問題について面談
2010年11月12日

2010年11月11日夕刻、極めてご多忙の中、内閣府大臣政務官 阿久津議員とご面談の機会を賜りました。
以下面談の内容をお伝えします。

大澤代表より、当会が集めた署名を高木文部科学大臣へ直接お渡しする機会の御願いをさせて頂きました。
これに対し、阿久津議員より今年2月に既にご紹介賜り、5月にも面談頂きました、首藤信彦議員への再度のご紹介を賜りました。
今年春の際には、大澤代表より、首藤議員へ、”学校教育法第11条・35条が機能していれば、いじめ被害者の生徒を守れる筈であるが、実質機能していないことが問題で機能させる為の法整備化などが必要”などご提案いたし、首藤議員からこの件の「法整備化のご約束」を頂いておりました。この経緯からも、高木文科相大臣への橋渡し役として、再度ご紹介と成りました。

当会が集めた署名数が現在7000程度である事に対し、その数に問題があるということではないが、1万となるとキリもよいのではとのご発言を頂きました。

是非、いじめから皆さんのお子さんを守る為の署名に、更なる皆様のご協力を御願い申し上げます。
http://izime-higaisha.net/?a=61 
▼署名用紙PDF
http://izime-higaisha.net/pdf/monkashou070925.pdf
↑ご印刷の上ご署名頂き会へFAXやご郵送にてお送りください。

大澤代表が佐世保出身であり、文科省大臣である高木議員も佐世保ご出身とご同郷であることがお話に上がりました。
さらに、管直人総理は予てより教育改革に対する強いご関心をお持ちでいらっしゃる事も阿久津議員よりお伝え頂きました。
抜本的教育改革の実現に向け、さらなる期待が膨らみます。
そして、大澤会代表から高木文科相への直接の陳情の機会の実現に向け、民主党の皆様の暖かいご対応に深く感謝申し上げます。

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今回の面談では他に以下の事項が御座いました。

大澤代表が講演先などの生徒からの会へ送られた切実なる感想文などを阿久津議員にお読み頂きました際には、『大事な事』など、暖かいお言葉を頂きました。

学校・教育委員会・文科省による組織ぐるみの隠蔽体質は依然続くものの、大澤会代表が全国各地へ講演や、いじめ被害に遭われた生徒・ご家族のもとへ出向いた際、その学校だけでなく管轄教育委員会へ、いじめで苦しむ生徒を守る為、いじめをいじめと認めない教育機関側の対応を指摘・説得する場面では、これまでの「”責任逃れや誤魔化しの対応”のままのではもう限界がある」との言葉が教育委員会から出るなどに至りました。全国いじめ被害者の会代表が全国の教育機関側への説得を続けた事よって出た、極めて大きな成果に他なりません。

先ごろの群馬のいじめ自殺のお子さんに対する学校長の記者会見での答弁もそうですが、教育関係者の職務査定方法など関係し繰り返される煮え切らない対応からも、当事者のジレンマを感じずに居られません。
上から指導される隠蔽体質が続く中、文科省内部からも本質的改革の必要性の声が実は上がっているとの事もあり、いじめ被害者の皆様、教育改革を真に願う皆様とのご協力により、抜本的な改革の為、心ある政治家の皆様への積極且つ継続的な働き掛けが重要である事を、阿久津議員からのご指導により再認識させて頂きました。

改めまして、いじめにより深刻な結果を招かない為には、軽度のいじめを認識した度に、昔からあります”立たせる”などの適切な措置をすればいいのです。
これをせず、両成敗的な、”指導”によりうやむやに済ませてしまう教師・学校によって、結果いじめ加害者側生徒は更正する機会を与えられず、いじめられた生徒は助けてもらえなかった事により教師・学校を信用できなくなり、結果不登校となるなどが各クラスに一人二人などと大変な数起きています。その後学校側は、本来最も守るべき、”いじめられた生徒”を厄介者として、適応指導教室などに行くよう指導します。その数は実に53万人。適応指導教室では出席日数は取得できるが、主要科目すら実質授業が無く、また生徒が独自に勉強しテストが高成績であったとしても成績1を付けられ著しい進学妨害となるなど極めて理不尽な事が起きています。
もやは隠蔽したくとも隠し切れないこの悪質な現状は、何時までも続けられる筈御座いません。

また、阿久津議員より、「学校へ行かない事は悪い事」との一般的印象や認識に対しては、柔軟な対応が必要ではと解釈できるお言葉も頂きました。
他、大澤代表より、「中学・高校となるにつれ、暴力や恐喝など言葉以外のいじめが多くなるが、軽度と認識されかねない言葉だけのいじめでも自殺に至る事が、小学生など小さい子の場合より起こりやすい傾向があり、警戒する必要がある。」や、当会が以前も取材され長く放送してくださった日本テレビスッキリからから先日も長時間に渡る取材を受け、先ごろ放送予定であったが放送が流れてしまった件をお伝えすると(ご担当者からお詫びのお便りを頂いております。)、議員より「管さんと小沢さんの代表選の時、6時間取材されたが放送は3分であった。この事を指摘した結果、NHKの日曜の番組で、放送された。」との事例があり、申し立てを行うことで、違う番組・枠で取り上げてくれる可能生がある。との事などもお伝え頂きました。



当初の時間を超え、今回も親身に且つ極めて実務的なご対応頂きまして、阿久津議員へ心より感謝申し上げます。

【場所】衆議院第一議員会館
【日時】2010年11月11日午後4時46分
【出席者】 
内閣府大臣政務官 民主党 阿久津議員
全国いじめ被害者の会 大澤代表と大澤園子夫人
同会理事 平岡、水町の計4名
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