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■学校のいじめとは(1)
2009年02月05日

 いじめを考えた時、私の子供の頃は

?「いじめ」はたわいのない「からかい」がほとんどでした。お前の母さんデべソとか、母無し子、はげおやじ、などなど。(からかい)

警察が調べた「いじめ自殺」は内容が違います。

?殴る蹴るの暴行、恐喝、万引き強要、家の金を持ってこさせる、セクハラ、強制わいせつ、強姦。(犯罪)

?秀猛の場合は殴る蹴るの暴行がほとんど、恐喝は30万、金を持って来なかった罰として自慰行為をさせる。

他のいじめ自殺と秀猛のいじめ自殺は類似しています。子供の自殺事件は警察はほとんど事件として調べないので、自殺のほとんどが自己責任になります。
私の子供の頃、学校は?は指導していました。
?は、いじめていた生徒を皆の前で立たせて厳しく叱り措置しました。親を学校に呼びつけたり、来ない家庭に出向いて厳重注意して、しっかり躾るように言っていました。親が聞かなければ犯罪だから警察に届けました。秀猛の警察の調書に一覧表がありました。
そこには「いじめ一覧表」と書かれていました。中身が?です。ほぼ?と同じです。
警察が調べた平均的な「いじめ自殺」です。文部科学省が発表するいじめ自殺は?です。
しかしいじめ自殺者は?、秀猛は暴力は執拗な恐喝、屈辱的な性的辱めから逃れるために自殺しました。こう考えていくと文部化学省の1999年〜2006年まで7年間いじめ自殺ゼロにしなければならなかったのがわかるような気がします。
文科省が発表するいじめは?が前提だからこそ、命を断ってはなりません、命の尊さと嘘ぶるわけです。もし?であれば死ぬほど苦しめられ、死んだ方がましと思うほどの屈辱を受けていれば、その人に対して命の尊さ、「命を絶ってはなりません」とはなりえないでしょう。実際自殺した人は?、文科省が発表するいじめは?だから「なんでこんな事で子供は自殺するんだろう」と一般の人は思います。
私達家族もそう思ってずいぶん悩みました。秀猛の裁判では、警察が調べた「いじめの証拠」は、いじめた生徒、見ていた生徒の証言できちんと成立しているのに、学校は、というより教育委員会は「いじめ」はいっさい認めませんでした。今現在もそのままです。
城島町の人達は、親の責任、自殺した子供の責任と噂しました。挙句の果ては「保険金欲しさに親が子供を殺した」とさえ噂しました。
交通事故、病気で子供を無くしても親は悲しみます。まして自殺です。子供を無くした悲しみだけでも計り知れないのに、子供の責任にされ、挙句は親の責任と周りで噂され、悩んで苦しんでいるところを教育委員会、国がとどめを刺します。命を絶ってはなりません、命の尊さ。子供が自殺した時2度殺されると言うのはこの部分を指します。
 母親のほとんどは気が狂ったようになります。遺族の母親の共通の話は「今、自分が生きているのが不思議なくらい」と言います。私の妻もそうでした。その時の事を振り返ると、子供を守れなかった自分自身を責め何も手につかず、秀猛の事ばかり考えて、気が付いた時には自殺した水門の前に立っていました。理由を聞いても「ただ、ただ足が向いただけ」と答え、いつ自殺するかわからないので家族はずいぶん心配しました。
 現在のいじめは?と?が一緒です。?は喧嘩にすり変えられ、恐喝は金の貸し借り、性的犯罪はいたずらにすり変えられます。
文科省のいじめ自殺ゼロと同じ考えです。いじめも何も無かったことにすれば先生は楽だし、その元締めの文科省は「良く頑張っている」と評価されると考えたとしか思えません。?や?のいじめがあるのに無かったことにされると困るのは子供達です。今は国全体が困っています。?は指導で済みます。しかし?は犯罪です。措置です。泥棒や恐喝をする人に「そんな事をしたら相手が困るだろう」とか指導しても効き目はありません。警察は犯罪者は捕まえて「処分」するだけです。交通違反者に対しても同じです。切符を切るだけです。罰金、点数の加算、場合によっては行政処分。そこには何の妥協もありません。「悪い」と解ってやっている犯罪者に悪いと解らせるのは無意味だし、もともと解っているからです。
 文科省の安全配慮義務の通達文の最後は裁判の判例を引用して「いじめを防止するには「措置しなければいじめは防止できない」と言い切っています。
秀猛の裁判のほとんどは?の部分で争われました。しかし、焦点は?と?の合いの所。遺書には『入学式の日、後ろの席の下坂が僕を突っついたり蹴ったりした。いいかげんにしろと言ったら・・・』遺書の書き損じには『突っついたり、蹴ったりした。ついにぼくは怒って叩いた』とあります。警察はこの部分を初めのうちは喧嘩の要素が強かったとしています。それはいじめにするには、いじめの定義(いじめの定義はあとで詳しく触れます)にあるように一方的ではなかったからです。しかし、その後も執拗に暴力、暴言、自殺するその日まで追い詰められていきます。秀猛はこの下坂だけは許せなかったのか恐喝の主犯や手下より、遺書には憎んでいるように思えます。
「ずっと泣かされ続けた」秀猛が泣かされ続けたという意味は親がよく言う「あの子には本当に困ったもので泣かされる」と言うような事です。
裁判で弁護士が「どういういじめでしたか?」との質問に担任の田原は「喧嘩でした。秀猛君が睨むから」と答えました。弁護士がすかさず「その前に下坂君が何かしたんじゃないですか?」と聞くと担任の田原は「はい」と答え傍聴席がどっと沸きました。先生はいじめと解らない訳ではなく、いじめと捉えない、文科省がそう決めているのだから先生は素直にそうしたのです。私がもっと驚いたのは「はい」と答えたのが失敗だったと気付いた担任田原は「そんでも1年間過ごすとっやけん、仲ようせんばならんでしょうもん」と仲良くしなさいの指導までしていた事を暴露しました。
文科省の言うとおり教育委員会はじめ先生は忠実にいじめは無かったことにして、仲良くしなさいの指導をしていることが皆にわかりました。秀猛が先生に訴えても「何もしてくれない」それどころか加害者と仲良くしろとは、先生の理不尽さにどんなに秀猛が苦しんだか想像を絶します。
あり金をみんな取られ、手下の最後の金の要求に秀猛は「もうこれで終わりやろ」すがるような思いで言ったら、手下は「わからん」と言い放ったと供述調書に書いてあります。
 今日現在まで、妻、園子は供述調書は1行も読む事が出来ません。(次に続きます)



☆いじめの相談は、代表 大沢秀明が電話、ファックスで直接受けています。希望によっては学校、教育委員会に代理で交渉します。場合によっては、学校、教育委員会、文部科学省、各政党に直談判に行きます。あなたの家に行きます。講演依頼は早めにお願いします。


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