NPO法人全国いじめ被害者の会
いじめで深刻な状態にある方は全国いじめ被害者の会にご連絡ください
■北海道教育員会に要望書提出しました
2011年10月28日
[北海道教育委員会] 10月28日 11時
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私の子供のころは、加害生徒がいたら先生は加害者を教室の中で起立させて、ダメ、許されない事と叱って措置をしました。いじめた生徒は、許されない事だとわかるし、いじめられた生徒は、自分は悪くない、回りの生徒は、いじめた加害者が悪いから、叱られる、先生に訴えれば、報告すれば助けてもらえる、友達を救えることがわかります。先生は生徒を守るから、訴えや報告があるので、いじめを知る事ができます。
学校教育法が昭和22年にできて昭和55年くらいまでは、いじめに気が付かなかった、知らなかったという先生はいませんでした。いじめ不登校、いじめ自殺者はでませんでした。そもそも、いじめ不登校、いじめ自殺という言葉はありませんでした。それは、歴史が物語っていると教育委員会に説明しているにもかかわらず、アンケート調査しているとか、被害者を守るとか、北海道教育委員会は話が理解できないようです。これまでにも、教育委員会に学校教育法11,35条は、いじめられた生徒を守るために作られたのではありません。加害生徒を普通の人間、人に迷惑をかけないように、加害行為は許されないことを教える。それが、学校教育法にある「教師は教育をつかさどる」人格の形成、人の模範になるような人を育てる。それが、教育です。知識や技能だけが教育ではありません。
しかし、性行不良の生徒、授業の妨げなどする生徒には、更生の為、普通の人に育て上げるために11条懲戒、処分35条出席停止が作られました。しかし、昭和55年くらいまでは、11,35条は行使する必要がありませんでした。いじめがあれば、初めに書いたように、教室の中で起立させ叱って善悪を教えて、加害行為を止めていたので、いじめは深刻になりませんでした。今現在は逆で、先生はいじめとわかっていながら、いじめをいじめと捉えない、いじめの訴えがあっても喧嘩にすり替わります。死ね、うざいなどの暴言はトラブルになり、いじめはなくなります。双方に「仲良くしなさい」で終わります。いじめは学校に存在しなくなります。
息子の裁判の認定では、入学式の日から2年10ヶ月、教師がいじめをいじめと捉えないために、いじめは深刻になっていった・・・。いじめが深刻になるのは、教師がいじめと捉えないためと、安全配慮義務違反の判決は全て出ています。北海道教育委員会はアンケート調査をしているなどと言い、私を怒らせたが、昭和50年代までは教師が生徒を守っていたので、生徒は安心して訴えたり、報告していたので、アンケート調査、早期発見の手引はありませんでした。これも、歴史が物語っています。消防、警察が火災、事件、事故を「発見」などしません。通報や訴えです。信頼関係です。いじめを喧嘩、トラブルとして、いじめを無かったことにしたり、いじめを訴えても調べもしません。いじめをいじめと捉えない、そんなことをして、生徒が先生を信頼するはずがありません。真実は、先生に報告させない、訴えないように文部科学省が故意にさせてきました。
しかし、この1年文科省と真剣に議論してきました。そこで、見えてきたのは、いじめを無かった事にしたら、教育はできない。手短な所で、いじめ自殺した生徒の保護者を癒すことを考えるより、いじめを深刻化さなければ、いじめ自殺者は出ない。この議論をしたのは、2月8日。文部科学省から呼び出しがあって、上京したときです。3月8日に上京して、いじめを無くす為の話し合いをしました。
その後、私が完成した「いじめを無くす為の今後の課題」その中には、いじめを喧嘩トラブルとして無かったことにしてきたこと。平成18年~平成19年、教育再生会議、いじめを無かった事にしてきたために出た被害者。それを、ホローするためにできたカウンセリング、ソーシャルワーカー、支援スクール、適応指導教室「国費の無駄使い」を書いたものを文科省に送った所、不登校生徒の数、適応指導教室に通う生徒数は訂正の返信がありました。訂正の箇所を除けば、指摘したとおりということを証明したことになります。これが、6月のことです。文科省が本気だということをここで感じました。民主党は常に文科省との橋渡しを骨惜しみなくしていただきました。
さらに、8月9日上京してのつめ、そこで、標語の元はできました。完成したのは、10月の初旬。文科省で政務官の城井先生を真ん中に、標語を持った写真がそれです。国会議事堂の中での写真を見ればわかるとおり、先生方は晴れやかな顔をしています。文科省も与党民主党も真剣に深刻ないじめを無くすことを約束してくれました。
しかしです。今までに回った教育員会は歯切れが悪かった。議会にかけてから、検討してから、上に報告してから。上に報告してからはわかります。けれど、学校教育法で決められている事を、なぜ検討するのか、議会にかけるのか。北海道で12ヶ所目です。出発する前から教育委員会の考え方はわかると回りに話してはいたが、教育委委員会はおそらく、生徒を守るために動かない。国民が「教師がするべき義務」を知ること。そのためには、日本全国に標語を掲示する。公共施設に掲示するところがあります。子供を守ることだから、反対はしないはずです。もし、管理者が何か言ったら理由を聞きましょう。広く国民が教育とはなにか、11条、35条はなぜ、作られたのかを正しく理解しましょう。
前日は秋田、岩手、青森と強行軍。記者会見が終わり着替えをしたら午後6時、フェリーに乗り札幌に着いたのが10月28日午前5時。札幌の午前4時〜午前5時くらいは1度で非常に寒かったです。身体は燃えているので、寒さは応えなかったが疲れはピーク。北海道教育委員会の対応は普通。後で気が付いたことですが、京都に提出する要望書を間違えて渡しました。
ごめんなさい。月曜日にファックスで送ります。
[北海道記者クラブ]
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いつものように、温かく迎えていただきました。ありがとうございました。
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